自然界でも、その場所の環境によっては、あまり成長しないままで維持されている木を見つけることができます。

掘り出して運ぶことはなかなか難しいですが、盆栽として面白い木がたくさんあります。森からの採取は、時に違法となる可能性がありますので、土地の所有者から許可を受けることをおすすめします。

 

 

山採りの時期

盆栽にする木を掘り出すのに一番適した時期は、木の成長が始まる直前の早春がよいでしょう。

 

山採りの方法

  1. 根の周りを、根を傷つけないように慎重に掘り進めます。
  2. 慎重に木を持ち上げ、乾燥を防ぐために根元を包みます。持ち帰ったらできるだけ早く鉢に植えてください。
  3. 木が生えていた場所の土は、少し持ち帰り、植えつけの際に混合土に混ぜ込むとよいでしょう。
  4. まず、大き目の鉢を準備し、砂利と赤玉を半々にした混合土を作ったら、鉢の1/4程度まで敷いておいてください。(樹種や気候による盆栽土の違いについては、盆栽土の詳細記事を参照してください)
  5. 根の覆いを慎重に外し、鉢に木を入れます。砂利と赤玉の土に持ち帰った土を混ぜこんだものを使い、植え付けをしていきます。
  6. 植え終わったら、十分に水を与えます。土の表面を洗い流さないように注意してください。

 

自然から木を集める

自然から木を集める

自然から木を集める

 

アフターケア

植え付けの後は、明るい場所に苗床を移し、適度な湿度が保てるよう水やりをしてください。水のやり過ぎには注意してください。植えたものは、翌年の春まで形成や植え替えをせずに育ててください。夏になれば、少量の施肥を開始してかまいません。

木の成形や剪定、針金かけについては各項目を参照してください。