長寿梅は梅ではなくクサボケの一種で花物盆栽として大変人気があり、 四季咲きの性質を持ち盆栽の飾りに多く用いられます。

低木で小品から中品サイズに適し様々な樹形が楽しめる樹種で、持ち込みの古い樹の幹肌は独特の味わいを帯びます。

赤花と白花がありますが、盆栽には赤花が多く用いられています。

 

長寿梅の手入れ

置き場

半日陰などの環境でも育ちますが、花付きを良くするためにも日当り、風通しの良い場所に置くことが基本です。

ただし真夏の強い日差しは避け、特に古い樹などは厳冬期にはムロに入れ霜と風から守ってあげるほうが良いでしょう。

 

水やり

基本的に水を好む樹種と言えるでしょう。成長期には水切れに注意し、水やりの基本、

『表面が乾いて来たら鉢底から水が抜けるぐらいたっぷりと』が理想です。

 

施肥

長寿梅は肥料を好み、また多量の施肥にも良く耐えます。樹作りの途中は多く与え、維持の段階に入っている

樹には少し控えるなどの調整を心掛けましょう。古い完成樹に与え過ぎると徒長枝が多く出たり、新陳代謝が

活発になり古枝が枯れるなど、若返りの弊害が出ますので注意しましょう。

 

剪定と針金掛け

若木の場合は十分な施肥と培養管理で比較的早く樹形を作ることができるでしょう。

春から伸びだした枝に樹形をイメージし、葉が固まった頃、剪定と針金掛け、葉刈りも可能です。

樹形作りの段階の樹では芽出し前、前述の春と秋が針金掛けに向く時期でしょう。

伸びだした枝をすぐには切らず、ある程度伸ばして樹勢を解放してやり、1、2節を残して剪定します。

傷が巻きにくい樹種なので太枝を切る際は注意が必要です。夏に花芽が分化するので秋の剪定の際は

花芽の確認も必要になる場合があるでしょう。

 

植え替え

植え替えの適期は秋と春です。根は若木であれば3分の2程度まで切り込むことも可能でしょう。

長寿梅を含むバラ科の樹種はウイルス感染によって根にコブができる根頭ガンシュ病にかかりやすく、

植え替えの際に石灰硫黄合剤(約10倍稀釈)やマイシン系の薬剤に浸けて消毒してもよいでしょう。

秋に植え替え適期としているのも感染を防ぐためです。

もし感染が見られた場合はその部分を切除し消毒しましょう。またその際に使用した道具の消毒も忘れずに。

 

繁殖

挿し木で容易に殖やすことが可能です。

 

 

長寿梅

長寿梅