独特の表情を持つそのジン・シャリと別名ネズミサシとも呼ばれるその針葉は 野性味のあふれる大変に魅力的な樹種です。

杜松とはネズミサシ、ハイネズ、ミヤマネズなどの総称です。葉は針状で触れると痛みを感じる鋭さですが、

ハイネズの系統から殖やされたもののなかには触れても痛くないものがあります。適切な培養管理のもとでは

強健で旺盛な芽吹きにより樹作りが楽しめるでしょう。

 

杜松の手入れ

置き場

半日陰などの環境でも育ちますが、日当り、風通しの良い場所に置くことが基本です。

寒さにも良く耐えますが冬の冷え込みが厳しい地域は暖房などで温度が上がらない場所に

取り込むことをお勧めします。

 

水やり

成長期の芽が旺盛に伸び出しているときは大変に水を多く吸い上げます。

大変に水を好む樹種と言えますので水切れには特に注意が必要です。葉水も効果的です。

 

施肥

水を多く必要にするのと同様に肥料喰いと言われるほど肥料を必要とします。春と秋に与えます。

肥料を良く効かせることで芽摘みによる樹勢のバランスを整えることができます。

春の成長期にはチッ素分を多く吸収し夏からリン酸そしてカリの吸収が多くなります。

油かすを主とした有機肥料にはこれらがバランスよく含まれています。

 

針金掛けと剪定

針金を掛ける際にはまず枯れ枝を取り除き古葉をピンセットなどで取り除き採光と風通しを良くします。

強く立上がる枝や下に垂れ下がる枝などを剪定し、針金で扇形になるように枝を広げるように曲を付けながら

整枝します。枝先の比較的若い部分で切り戻した場合は基本的にその周辺からの芽吹きがありますが、

深く木質化している部分まできり戻した場合は古葉が残っていても芽吹きがあまり期待出来ないので針金の

曲げ入れで調整するか剪定で他の枝に切り替えて整枝するなどしましょう。杜松の枝は真柏などに比べて捻りに

弱い面がありますのでその点にも注意して整枝をしましょう。

そうしてできた基本の枝骨に対して旺盛に伸びだす芽をある程度伸ばして樹勢を解放してやり、先だけを

止める場合は指先で摘んでやり、その他の場合はハサミを使って剪定し棚を充実させていきます。

樹勢がのっていれば春から秋まで何度も芽が伸びだしますのでその間に2回、もしくは3回の芽摘み剪定が

可能でしょう。このように年に何度か作業ができますので比較的早く枝棚を充実させることができますが

そうなると込み過ぎによりフトコロ部分の採光、風通しが悪くなりますので芽摘みだけでなく込み具合を見て

透かすための剪定も行います。

 

植え替え

寒さも落ち着き気温の安定する4月から5月頃が適期となります。早春の植え替えは避けた方が無難でしょう。

また根の切り込みも控えめにし太根を切る場合は細根を残しながら段階的に植え替えの度に切り詰める

ようにしましょう。

 

繁殖

挿し木で容易に殖やすことが可能です。葉性の良いものを選びましょう。

 

 

杜松

杜 松