そうすることで、樹木に新しい葉を出させ、葉のサイズを小さく保ち、枝分かれを増やせます。
この方法は大胆な葉刈りに耐えることのできる健康な雑木のみに用いてください。葉刈りは盆栽の特定の部分の樹勢を弱めるためにも行うことができます。たとえばバランスの悪くなった盆栽の下部分をそのままにして、上部だけを葉刈りし、全体のバランスを整えることもできます。
葉刈りの時期は?
ほとんどの盆栽は6月あたりが葉刈りに最適な時期です。冬までに新しい葉を育てるのに十分な期間があります。春季の成長が落ち着き葉がしっかりした頃に葉刈りをするのが理想的なので、それぞれの盆栽の様子をみつつ葉刈りのタイミングを見極めてください。
葉刈りができる樹は?
ほとんどの雑木は葉刈りをして問題ありませんが、この方法に向かない樹もあるのでよく確認してください。春に植え替えをしたり、剪定をしたり、病気にかかったりした樹には葉刈りを行うべきではありませんし、基本樹形を作成中の若木も葉刈りの必要はありません。
葉刈りの方法は?
葉切り鋏で葉を刈り、葉柄の部分はそのまま残して構いません。よく切れる専用の盆栽鋏を使うことをおすすめします。詳細については以下に示すガイドを確認してください。
その後は?アフターケア
葉刈り後の樹は特別なアフターケアは必要ありませんが、上部だけを葉刈りするなど一部だけ処理した樹は、露出した内側の葉の葉灼けを防ぐためにもしばらく日陰に置いたほうがよいでしょう。また、日差しが強い地域の場合には葉刈り後の樹が日焼けするのを避けるため、日陰に置くことをすすめます。