盆栽についてよくある誤解は、観葉植物のように屋内で育てるという認識です。
盆栽は自然木と同じように、気候の変化のサイクルの下にさらす必要があり、屋外に置くほうが良いのです。
屋外の盆栽ケア
庭やバルコニーがあり、屋外で盆栽を管理する場合
考慮すべき点は自分が盆栽を育てる環境がどの樹種に適しているかです。自分の暮らす環境や気候のもとで自生している種はもちろん適していると言えますが、盆栽という鉢の中の限られた環境で管理されている場合、冬期保護が必要な場合があります。
屋外盆栽;真柏、松、カエデ類
バルコニー/庭で盆栽をを作る場合の条件
盆栽を庭やバルコニーで育てる場合はその条件を把握することも必要です。一日を通して日当りの良い条件であれば非常に多くの樹種から選ぶことができるでしょう。樹種によっては遮光をする場合もあるかもしれません。また舗装された地面や壁に囲まれている場合、土の地面に生け垣の庭などの場合など、気温、湿度、風通しなどを考慮して工夫をすることも必要になるでしょう。
日当りよく風通しの良い場所は、樹も健康に育ち病害虫の防止に非常に効果的です。
日陰や北、東に面している置き場でも育つ場合があるでしょうが、それは、非常に強健な樹種である場合です。やはり一般的にこのような状況では、健全に生育させることは難しいと言えます。そうした場合は少しでも日照時用件の良い場所に移すか、日陰をつくっているものを出来るだけ取り除くことなどが必要でしょう。
個人の趣向
あなたの個人的な好みも当然、考慮すべき重要なものです。
盆栽を楽しむ人々の中でも、真柏や松が一番好きな人、またはサツキのように花を楽しむもの、リンゴや柿など秋にかわいい実が成るもの様々な盆栽が好まれます。更には特別な、盆栽としては珍しい樹種もそれらを生育する為に必要な条件が揃っているならば是非挑戦してみたいものです。
唐カエデ
屋外の盆栽ケア
屋外の盆栽の手入れは、通常の鉢植えの植物とは異なります。主な理由は、盆栽は小さな鉢に植えられているので、栄養と水の貯蔵が限られているということです。さらに重要なのは温帯気候の盆栽は冬の休眠期間を必要とすることですが、その霜や強風から保護を必要とする場合があります。
屋外盆栽種の具体的なケア
1. 日照
盆栽はもちろん日光を必要としています。光合成のための日光だけでなく、日に当たる時間が十分でないと節間が間延びしたり葉が弱々しく大きくなりますし、病害虫の影響も受けやすくなります。ほとんどの針葉樹は、健全な成長のために十分に日光に当てるようにしましょう。
2. 湿度
寒い日に、壁に囲まれた場所や舗装された場所の近くに樹が置かれている場合、湿度が低くなり過ぎる場合があります。水を張ったトレイの上に樹を置く(その場合直接水に鉢を浸けるのではなく、台などを置いてその上に盆栽を置きます)また、霧を吹くなどして、樹の周りの湿度を上げることができます。また周囲の壁や置き場の地面を濡らすこと等も良いでしょう。
3. 水遣りや施肥
最も重要なことは水やりです。土の表面を良く観察し、乾いたら水をあげるのが基本です。季節、天候さらに鉢の大きさや樹の状態にも寄って乾くまでの時間は様々です。より詳細な情報については、水やりや肥料のページを参照して下さい。
4. 温度
適切に世話をしている場合、屋外の木は、高温だけでなく、非常に寒い天候に耐えることができます。樹種によっては冬に強い霜からの保護を必要とする場合があります。柔らかい新芽、特に植え替えたものに関しては霜から保護するほうが無難です。
要約すると、正しい樹種を選択し、屋外向け樹種の特定のケアガイドのアカウントに入って下さい、あとは実践するだけです!