小品サイズの盆栽を作る方法を学びます。この記事と動画では、約八８程度の松を使って剪定、針金掛け、植替えの方法を紹介しています。
盆栽は実生(成形作業を始めるまでに少なくとも５年はかかるでしょう)から、既成の盆栽を購入するなど、さまざまな方法で入手できます。また、ある程度育った素材の樹を(運が良ければ盆栽の小売店や園芸センターにもあります)購入し、剪定、針金掛け、植替えなどを経て見栄えの良い盆栽に仕立てる方法もあります。この記事では、比較的若い苗木から盆栽を作る手順を紹介しましたが、良い盆栽になりそうですので5500円ほどの値を付けてもよいのではと思います。
こちらは五葉松です。ピヌス・パルビフローラとも呼ばれています。樹齢は約５年、盆栽展で50ドル程で購入しました。
幹を曲げるための太い針金の一端を、根の密集しているところに刺し、固定します。針金は45度の角度で掛けていきます。
次に、主になる枝に掛けていきます。針金を掛けるときは、同じような太さの枝をペアとして選び、その２本の枝に対し１本の針金をかけます。
枝が多すぎる部分があるので、すこし整理します。
高さをおさえるために、頭の部分を切ります。そしてこちらの小枝を新しい頭にしていきます。
曲げを作るときは、曲げの内側に親指をあて、枝が折れないように気を付けます。
さて、次は植替えの鉢の準備です。鉢の穴に網を置き、樹をしっかり固定するための長めの針金を取り付けます。
剪定と針金掛けが終わり、根はすでに少し処理しています。今回は剪定や針金掛けを行って負担をかけたので、あまり根には触りたくありません。そのため、今回は古い根を一部整理するにとどめました。
今回使用する用土は、赤玉土と、溶岩石と軽石の混合土です。
こちらが、剪定、針金掛け、植替えを行った結果です。
