日本では奈良時代(710年〜794年)に桜が観賞され始めました。
桜が咲くこの短い期間は、国民的関心事であり、日本人にとって非常に重要な時期です。 他の盆栽樹種に比べると決して多いとは言えませんが、日本には多くの桜の盆栽が残っています。
桜盆栽と言えば、フジザクラ(マメザクラ)や寒桜、緋寒桜、また枝垂桜、山桜など。染井吉野も
まま見ることができます。また二期咲きの十月桜なども比較的多く見ることができます。
あなた好みの桜盆栽を探す楽しみや、見かけない種類にチャレンジしてみるのも楽しみの一つではないでしょうか。
満開の桜盆栽とその花のクローズアップ・桜
三月下旬に飾られた二つの桜盆栽
盆栽の手入れと管理・桜
置き場:風通しの良い場所で管理します。 冬場は霜から守りますが、少なくとも3ヶ月間は冬の寒さに当てる必要があります。
水やり:フジザクラなどを除いて比較的葉が大きな種が多く、水をよく上げますので乾きすぎないように注意してしっかりと水を与えます。また根の生育も旺盛で水切れを防ぐ為にも大きめの鉢に植えておく方が無難です。
施肥:有機または液体の肥料を月に一度、成長期に与えます。
剪定と針金掛け:桜の盆栽は形状を維持するのが難しい木です。 剪定の適期は細菌の感染を避ける為にも落葉直後または2月頃と言えるでしょう。太枝を剪定した場合は切り口から樹を痛めない為に癒合剤を塗ります。形状を維持するために、針金による成形も行えますが針金傷を作らないように良く観察し、食い込みかけたら外すように心がけましょう。
植え替え:水やりの項目でも触れましたが、桜は非常に根の生育が旺盛です。根詰まりを防ぐ為にも少なくとも2〜3年に一度の植え替えをお勧めします。また大きめの鉢を用いることで水切れを防ぐことも考慮しましょう。
購入:オンラインショッピングや盆栽店で購入することができます。また、種子を購入しても良いでしょう。
桜の盆栽はいつ開花しますか? ...あなたの住む場所や種類にもよりますが、3月下旬から4月の上旬でしょう。
詳細については、盆栽の手入れのペ ージをご参照ください。
桜盆栽の写真
いくつかの開花している桜盆栽の写真ですが、その多くが日本で撮影されたものです。
満開の桜盆栽
満開を迎えた盆栽
盆栽 桜、大宮盆栽美術館にて
写真提供:大宮盆栽美術館(桜盆栽は見頃の3月から4月に展示されています)