ヒノキ科植物の一つである柏槇属には50~70種の植物があると言われます。

常緑の針葉樹や低木で、盆栽の素材としてもとても有名です。中でも最も人気があるのは、中国真柏、日本真柏、杜松、その他中央ヨーロッパのsavinや common juniperなどですが、その他にも世界中にそれぞれの品種が存在します。

 

 

葉の色は深い青緑から淡い緑まであり、また、葉の形も鱗状のものから針状のものまで、バリエーションに富んでいます。鱗状の葉の真柏類も、若木の時(若芽の状態)は針状の葉であることがほとんどで、成長するにしたがって鱗状の葉になっていきます。大幅な剪定を行った時や、大胆に曲げを付けた時、または水のやり過ぎがあった時など、木にストレスがかかると、成木からも針状の葉(杉葉)が出てきます。そうなると、再びすべての葉が鱗状にそろうまでに数年かかることもあります。

 

真柏盆栽の動画

 

真柏の手入れ

配置:真柏は、年間を通じて屋外の日光がよく当たる場所に置きます。室内栽培には向きません。寒冷地で気温マイナス10 度以下になる場合は、保護が必要です。霜がおりると葉の色が変わる種類もありますが、春には再び緑の葉となりますので心配いりません。

水やり:真柏は湿った土壌をあまり好まないので、水のやり過ぎには注意が必要です。土が乾いてきてからの水やりで十分です。植え替えの後の定期的な葉水は効果的でしょう。

施肥:施肥は粒状のものか、ボール状のものを与えます。液状肥料は固形のものより頻繁に施肥する必要があります。成長期には適宜、肥料の量を増やします。大幅に成長させたい時には、春先に窒素濃度の高い肥料を与えることもあります。

真柏盆栽

剪定:枝棚を充実させるには、成長期を通して、輪郭からはみ出して伸びた葉を、指でつまみ取るか、よく切れる鋏で切るなどすると良いでしょう。切り口が弱くなり、葉が茶色く変色するので、決してバリカン刈りのようなことはしません。逆に、葉が込みすぎた場合は鋏ですかす必要があります。真柏は一般的に丈夫な木で、大胆な剪定にもよく耐えます。しかし、葉をすべて落とした枝から芽吹くことはありませんので、置いておきたい枝には必ず多少の葉を残してください。

針金掛け:盆栽として作られている真柏は、若木の時からすでにしっかりと針金をかけて形作られていることが多いと言えます。大きくねじれたその姿は高い人気があり、山で時間をかけて自然に育ったかのように形作られます。真柏は必要に応じてラフィアやテープを巻くことでかなり強く曲げることができますが、神舎利部分を曲げる際は折れやすいので注意が必要です。神舎利部分が太く大きい木を扱う場合は、割れ目を入れてその一部を取り除くことで、神舎利以外の柔らかい部分を曲げやすくすることもできます。

植替え:長くとも二年に一度は植え替えをしますが、非常に古い木はその限りではありません。水はけの良い混合度を使い、根は切り過ぎないよう注意してください。

繁殖:実生または挿し木

 

 

真柏盆栽(Juniper Foemina)の一例

真柏